私が関わらせていただいたガイドヘルプ講習会の後、受講者からメールで頂いた感想の一部をご紹介させていただきます。

アイマスク歩行について

初めて目隠しして歩いたせいか、誘導のための線ブロックと、警告のための点ブロックの区別がつかなかった。
はっきりしない緩やかな段差が怖い
小さな段差は、大きく出した足を空振りしてしまったり、くじきそうになることがあるので、教えてもらわないほうが安全なのでは？
アイマスクをした直後はとても怖かったが、途中から信頼感が高まり、リラックスできた。
上りより下り階段のほうが怖い。
斜めに歩くと足を踏み外して危険なため、階段と直角に歩きたい。しかし、お年寄りが手すりにつかまっていて、真っ直ぐ下りられないことも多い。
長い階段は、おおよそでも段数を教えてほしい。
歩道に対して直角でない交差点が怖い。
横断歩道を渡っているときに音響信号機の音が途切れると不安になる。
目隠しして歩いていると音に敏感になる。
どんなに些細なことでも、見たままを説明してもらえると、同じ場所を次に訪れたときの目印になり、お互いの信頼関係も深まり、不安も少なくなると感じた。
距離の説明ばかりでなく、景色の説明をしてもらったほうが安心して歩ける。
ガイドして下さる方のひじから伝わる感覚の温かさが心地よかった。アイマスクしていると普段より、風を切って歩くのが気持ちいい！
和式のトイレが怖い。

食事体験について

ソースが煮物にかかってしまった。
味がいまいちわからない。
ソースとしょうゆの区別がつかない。
分からないので手で触るため手がべたべた。
箸でつまんでも量が分からない。

等、普段いかに目に頼り、目でも食べていることが良く分かりました。

全体を通して

階段の手すりが汚い、誘導ブロックの上に違法自転車が多い、街中の点字表示など、普段は全く気づかないことが多いことにびっくりしました。

先生の授業は、とても私自身にとって学ぶ事が多くて・・・

授業は視覚障害の方のガイドの仕方について学びましたが、それより人の心を学んだ気がします。

世の中、気薄になってると言われますが、温かな心を持った方がいらっしゃること、何かに夢中になれる人は輝いて居る事、先生を通して感じる事が出来ました。

私はほんの数時間のアイマスク視覚障害だったけど、その間のガイドしてくださる方の言葉から想像する世界は見えている時よりもっと感じることができる世界でした・・・。また初対面でもガイドして下さる方がどんな方なのかわかるんですね。こわ・・・。

安全であることはもちろん第一だけど、私がガイドして楽しかったと思っていただけるガイドができたらなと思います。

自らの手で自分の特性を見つけ、それを伸ばして自立した生活をし、それ以上に社会に貢献されている姿を見て感動し、触発されるものが沢山ありました。高齢者相手ではぜったい得られないものがそこにはありました。このような貴重な時間が持てましたことを感謝し、少しでも自分がお役に立てるようになりたいと思いました。（点字でいただいたお便り）

今日は本当にありがとうございましたm(__)mなかなか視覚障害の方と接する機会がないので、とても貴重な体験をさせていただいて嬉しかったです(^-^) なかなか階段で声をかけるタイミングができず不安でした。でも、何度かやっていくうちにわかるようになり、自信がつきました。まだ、エスカレーターの介助が不安なので、時間を見つけて練習しようと思います。また、わからないことがあったらお聞きしますね！お仕事頑張ってください(^O^)/　私も頑張りますp(^^)q

視覚障害者だということが、マイナスになっていないように感じました。不便なことはやっぱりたくさんあるでしょうが、それを補ってなお余りある力強さを感じました。

見え方、見えづらさによって、様々なバリアがあって、様々な知恵と工夫で、やりくりしている。すごいと思いました。

あたまでは何となくわかっていても、それを本当に理解するのは困難です。でも、今回の講習のおかげで、少し実感できた気がしました。個人的には、もっといっしょに過ごせる時間があるとよいと思います。きっと、たくさんの発見があるでしょうから。

ガイドヘルパーの講座、岐阜までの実習も、実践に役立ち、とても勉強になりました。初め、アイマスクをつけて歩きだしたとき、足がすくんで前に進めませんでした。介助役の方を信じて進んで行くうちに街の中の雑音、障害物が多いことに気づきました。そして、ガイドの方に「もうすぐ階段だよ」と言われると、階段に着くまで不安になってしまうことなど、ガイドされてみて初めてわかることがたくさんありました。平瀬さんが教えて下さった流れに沿って進むガイドヘルプは、とても実用的だと思いました。

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