視覚障害者が手紙を出そうとするとき最も大変なのは宛名書きです。
私はパソコンで封筒やハガキに宛名を書くことができますが、それでも家族が外出するときに
託そうとしてもパソコンが起動するまで待ってもらえないときもあります。
そのため、よくお便りする方に対しては宛名カードを作っておいて、カードを裏返すだけでお便りを送ることができる
布封筒を使用しています。
布封筒は、図書館から
点字の本やテープ図書を借りるのにも広く使用されています。
ガイドヘルパー講座の受講生の方々に、ご希望により点字講座もさせていただくことがありますが、一時間半程の講座ではお名前や簡単なお便りができるところまでしか覚えていただくことができません。そのため、文通することによって、点訳技術を高めていただいています。
そうしていると、ユニークな手作りの
布封筒が届くことがあります。
その一部をご紹介致しましょう。
Gパンのポケットをくり抜いて宛名ボケットにしてあります。
中身の
点字がつぶれないように裏地もつけてあります。手間かかっただろうな!
お子さんのズボンで作られたそうです。
足の部分はリコーダー入れと物差し入れにされたとか!
チューリップの刺繍、手間かかったでしょうね。キルティングは郵送中に点字がつぶれにくくてGOOD!
可愛い古着のトレーナー。
生地が伸びるので、本を送るのに便利。
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