駅では
視覚障害者が自分で切符を買おうとしているときは
手を取ってお金の投入口や受口に導いてあげるといいでしょう。
券売機に点字表示はあっても、点字の料金表がない駅もたくさんあります。ジュースの自販機の点字表示はなかなかされないのに、駅の券売機の料金表示はちゃっかりリアルタイムに変わっているのが不思議です。
視覚障害者が自分で切符を買うのが大変そうなときは、あなたがお金を預かって切符を買ってあげてもいいでしょう。
改札口を通るときは駅員さんがいらっしゃるときは、有人改札を通るのがいいでしょう。その場合、狭い場所のガイドの方法で、通り抜けます。切符は、ガイドして下さる方が視覚障害者の分も提示するのがスムーズです。
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改札口が無人で自動改札を通らなければならないときは、切符の投入口に視覚障害者の手を導いて、先にあなたが通り抜け、視覚障害者は改札機の上に右手を添えながら後に続きます。手が取り出し口に来たときに声をかけていただければ、視覚障害者は自分で切符を取ることができます。 |
切符を入れる場所を教えて! |
先にガイドが切符を入れます。 |
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ガイドが先に通ります。 |
自分で切符を取ります。 |
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ホームでは
プラットホームは手すりのない橋と同じです。
危険な状態が迫っていたら「線路に落ちる。危ない!」と大声で教えてください。
視覚障害者が安全に歩くことができるよう、公共施設には点字ブロックが設置されています。
点字ブロックが黄色なのは、弱視者にも識別しやすいように考えられているからなのですが、最近は美観を損なうからということで煉瓦色のブロックが設置されているところもあります。
点字ブロックには、誘導用の線ブロックと、警告用の点ブロックがあります。 |

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誘導ブロック |
 
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階段の手前の警告ブロックと、ホームの警告ブロックの足触りが同じなので、勘違いして線路に転落する事故が多発しています。人手不足のため、駅員の目が届かないこともあるので、皆さんのご協力をお願いします。
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警告ブロック |
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電車の乗降電車とホームの間が広く空いていたり、ディーゼルカーのように段差があるときは、「ご一緒しましょう」と介助していただけるとうれしいです。
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電車の乗降も、あなたが先に一歩踏み出していただくと、私たちも同じ感覚で足を踏み出すことができ、安心して乗降することができます。 |
電車に乗る時
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電車から降りる時
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空席が分からなくて立っているのを見かけたら
「空いている席がありますよ」と声をかけて教えていただけるとうれしいです。そして、座面か背もたれに触れさせて下さい。
空席がないときは、つり革や手すりを持たせていただけるとうれしいです。
列の最後尾を探しているときは
タクシーやバスの列に並ぼうとしても、列の最後尾を白杖を振って人に触って探すことは失礼なのでできません。
そこで、「ここが列の後ろです」と声をかけて誘導してください。
バスの乗降
バスが到着しても、案内放送が小さくて聞き取れなかったり、何台も続いていて乗り損ねることがありますので、ぜひお声をかけていただけるとうれしいです。
バスは、料金箱の所だけ狭くなるので、視覚障害者をぶつけないように注意して下さい。整理券を取ったり料金の支払いは、ガイドして下さる方にまとめてお願いしたほうがスムーズだと思います。 バスの中では、押しボタンが分からなかったり、運転手さんの誤操作で案内放送が間違っていて乗り越したり早く降りてしまうこともよくあります。乗客の話し声で案内放送を聴き取るのが大変なときもありますので、皆さんのご協力をお願いします。
タクシーや車に乗るときは
屋根に触れさせていただけると頭をぶつけることなく安心です。
駅の点字案内板について
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これは、名古屋市営地下鉄出口にある点字案内板です。必ず出口の階段下にあります。しかし、他のビルへの連絡通路など、名古屋市が管理していない出口には設置されていません。また、市外からお越しの方やあまり地下鉄を利用なさらない方には探せないと思います。 |
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JRの駅でチャイムが鳴っているのをご存知でしょうか?ゆっくり低めの音で鳴っているチャイムは階段を案内しています。忙しく高い音で鳴っているのは、この案内板です。
この案内板にたどり着けば、現在地を触地図で確認できます。地図の右に縦に並んでいるボタンを押すと、トイレやホームなどの案内を音声で聴くことができます。この案内板の存在を知らない方はけっこう多いのではと思います。 |
券売機のボタンの下には点字表示がありますが、料金表がどこにあるか分からないこともあります。私は鶴舞駅では料金表の位置を探すことができませんでした。(点字料金表が設置されていない駅もあるのかも!)
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