以上のようなことを頭に入れておけば、十分読みやすい点字の文章を書くことができます。
お近くに点字を読み書きしている人がいらっしゃれば、ぜひ点字でお便りしてみて下さい。点字は、第四種郵便として無料で送ることができます。「切手を貼る位置に「点字用郵便」と朱書きし、三分の一程開封して投函します。
砂糖と塩、醤油とソースが判るように点字を書いたシールを貼ってあげるのもいいでしょう。
「パソコンのキーボードに点字で印をつけてほしい」「子供に絵本を読み聞かせたいので、透明なシールに点字を書いて貼ってほしい」というニーズもあります。
いくらパソコン点訳が主流になったといっても、シールにプリントできる点字プリンタは少ないので、こんなときには手書きの点字が大活躍です。
最近は、パソコンとピンディスプレーを接続したり、点字電子手帳に電子化された点訳データを取り込んで読む人も増えています。必要な所を素早く検索できますし、何よりも嵩張らないのがうれしいです。
国語辞典が５０冊にもなったり、英和辞典が百冊以上になったりで、数年前まで私は本に埋もれて生活してきました。
一時は朗読図書に押されて視覚障害者の点字離れが叫ばれていましたが、パソコンの普及で、点字のニーズが再び高まっています。
また、盲聾二重障害者も増えています。視覚と聴覚を失うと、点字が唯一の情報源になります。盲聾者への通訳で最も有効なのは、彼らの指に点字を打つ「指点字」です。
皆さんが点字を覚え、私たちにたくさんの情報を届けて下さるとうれしいです。
身近なところから、点字によるコミュニケーションを始めてみませんか！